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第43回福島記念(JpnIII)
2007年11月10日(Sat) 福島芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 2 4 アルコセニョーラ 牝3 51.0kg 中舘英二 2.00.6 432kg(0) 5
2   1 1 ナリタプレリュード 牡5 53.0kg 太宰啓介 2.00.9 1 3/4 490kg(0) 16
3   2 3 ヤマニンメルベイユ 牝5 52.0kg 川島信二 2.00.9 クビ 470kg(-6) 9
4   8 15 グラスボンバー 牡7 57.0kg 勝浦正樹 2.01.0 クビ 482kg(-4) 12
5   7 14 マイハッピークロス 牡5 54.0kg 池添謙一 2.01.0 クビ 454kg(-6) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.3 - 11.5 - 11.9 - 11.9 - 12.0 - 12.4 - 12.1 - 12.1 - 11.7 - 12.7
上がり 4F 48.6 - 3F 36.5
1コーナー 6,2(5,8,9)(3,7,11)(10,16)(1,15)(4,14)-13,12
2コーナー 6-(5,2)-(3,8)(7,9)11,10,16(1,15)(4,14)13,12
3コーナー 6,5(3,2,8)(7,11)9(1,10,16)15(4,14,12)-13
4コーナー 6(3,5)(7,11,8)(1,2)(15,10,16)(4,9)12,14-13

■レース回顧 晩秋の福島に描く虹・ハイレベル世代を体現したアルコセニョーラ!
■レース解説

 内枠各馬の先行争いからヨイチサウスが抜け出して先頭。ヤマニンメルベイユ、タマモサポートも差が無く続く。ロフティーエイムが押し上げて2番手集団に加わる。サンバレンティンは中団の内、アルコセニョーラは後方の内を追走。4コーナーでタマモサポート、ヤマニンメルベイユらが押し上げ、先頭がごった返しながら直線に向く。ヤマニンメルベイユが早くも先頭、内からナリタプレリュードが交わしにかかる。更にその内からアルコセニョーラが一気に抜け出す。追い縋るナリタプレリュードを突き放してゴール。


■レース回顧

 ハズレ。まあ何でもアリだなとは思ってましたので、特に驚きはありませんでした。ええ。(-_-)

 外枠に入った馬が揃いも揃って後ろから行く馬ばかり。外枠各馬はスタート直後の先行争いで皆揃って後方に控えていた。内枠各馬はレースを引っ張ったヨイチサウスの他、ロフティーエイムやタマモサポートなど前で競馬を進めた馬が大半。アルコセニョーラもこれに近い位置で競馬をするのかなと見ていたのだが、中舘騎手は抑えて後方からの競馬を選択。

 懸念された雨は無く、ヨイチサウスの逃げ脚はどこか軽快。但し直後はタマモサポートらを中心にぴったりとついてきていて、思ったより展開利は無かった。4コーナーでタマモサポートが持ったままでヨイチサウスを交わしに掛かると、直後の馬も一斉に動き始めた。しかもよく見ると微妙に外に振られている。あちゃー、これはオワタ。

 ヤマニンメルベイユは小回りで内を回るのが上手い。ヨイチサウスとタマモサポートの間を突いてあっさり先頭。仕掛けは早いが後ろからはまだ来ない。この競馬をタマモサポートに求めたのだが…。ボコボコになった内の馬場を通って白い帽子のロフティーエイム…違う。ナリタプレリュード?が追撃。例年通りカオスな雰囲気が漂ってきた。

 逃げるヤマニンメルベイユに追うナリタプレリュード。と、そこへ内からアルコセニョーラが凄い勢いで突っ込んできた。いつの間に?中舘騎手は4コーナーで外に行きたそうなアルコセニョーラを内へ誘導すると、自然と外を回した馬に先んじていた。外が意識されるなら内。馬場が乾いて、内からでも伸びることを知っていたからこそ呼び込めた勝利。ローカル大王・中舘の良い仕事を見た。

 ナリタプレリュードは4コーナーで強気の仕掛けを展開。やはり内を通っての追い上げだった。芝の実績に乏しいといえど、ローカル開催の最終週ともなればダートを走っているのと大して変わらない。今年のラジオNIKKEI賞で2着に入ったスクリーンヒーローと同じパターン。茶色に変色した芝の上で大波乱の立役者になった。

 タマモサポートは4コーナーで外に振られたところで一気に劣勢。馬場を気にしてもがいていた。横一線の追い出しでは辛い。サンバレンティンは伸びそうで伸びなかった。やはりハンデが重しとなった様子。ロフティーエイムは3コーナーで脱落。13着は負け過ぎ。


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