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第67回皐月賞(JpnI) 2007年4月15日(Sun) 中山芝2,000M 3歳オープン 定量 (牡・牝)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 8 | 17 | ヴィクトリー | 牡3 | 57.0kg | 田中勝春 | 1.59.9 | − | 476kg(0) | 7 | |
2 | 5 | 9 | サンツェッペリン | 牡3 | 57.0kg | 松岡正海 | 1.59.9 | ハナ | 466kg(-8) | 15 | |
3 | ▲ | 1 | 1 | フサイチホウオー | 牡3 | 57.0kg | 安藤勝己 | 1.59.9 | ハナ | 506kg(-10) | 2 |
4 | ◎ | 7 | 15 | アドマイヤオーラ | 牡3 | 57.0kg | 武豊 | 2.00.1 | 1 1/2 | 444kg(-2) | 1 |
5 | 5 | 10 | メイショウレガーロ | 牡3 | 57.0kg | 福永祐一 | 2.00.2 | 1/2 | 456kg(+2) | 11 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.2 - 11.2 - 12.1 - 11.6 - 12.3 - 12.3 - 12.3 - 11.6 - 12.0 - 12.3 上がり 4F 48.2 - 3F 35.9 1コーナー (*9,17)10,12(5,14)(3,16)4(2,7,18)(1,8)13,15,6,11 2コーナー 17-9-10,12(5,14)3,16(2,4)18(1,7)8(15,13)6,11 3コーナー 17,9-(10,12)-14,5,3(2,16)4(1,18)(15,7,8)(13,6)11 4コーナー (*17,9)-(10,12)-(5,14)(2,3)(1,16)18(15,4)(7,8)6(11,13) |
■レース回顧 勝利に向かって単騎邁進・際どく競り合ってヴィクトリー! |
■レース解説 サンツェッペリンが押してハナを奪う。メイショウレガーロ、アサクサキングスも前に行く。1コーナーを回るところでヴィクトリーが外を回って一気に先頭に踊り出る。サンツェッペリンはヴィクトリーから離れた2番手、メイショウレガーロ以下3番手は更に離れた位置を追走。完全に縦長。ココナッツパンチとフサイチホウオーは中団内、アドマイヤオーラは後方に控える。ドリームジャーニーは後方2番手で待機。ヴィクトリーが単独で3コーナーを通過。サンツェッペリンがその直後に続く。前2頭が後続に対して十分なリードを保ったまま、馬体を併せて直線に向く。ヴィクトリーが先に抜け出し、サンツェッペリンがこれを追う。ゴール前でフサイチホウオーが外から突っ込み、3頭が重なりながらゴール。 ■レース回顧 ハズレ。行った行ったで大波乱。武さんが後ろから行った時点で負けたと思ったよ…。(´-ω-`) スプリングSで「アンタ勝ちたくないんか…」と呆れ返らせてくれたサンツェッペリンが果敢に仕掛けて先頭へ。その後ヴィクトリーが1コーナーで外を捲って一気に先頭に立ち、そのまま後続を離していった。サンツェッペリンも単独2番手をがっちりキープ。その他16頭はダラダラとした追走。それほど速い流れでもないのに完全な縦長。波乱の匂いがした。 4コーナーに差し掛かっても前との差は埋まる気配がない。直線で先に抜け出して粘り込みを図るヴィクトリー、これに食い下がるサンツェッペリン。後ろからは何もやって来ない。ゴール間際になってようやくフサイチホウオーが突っ込んできたものの、結局は行った行った。ゴール前は完全に首の上げ下げだった。なお、田中勝春騎手は'92年安田記念(ヤマニンゼファー)以来のGI連敗記録を139で止めた。 皐月賞は内を綺麗に立ち回った馬が勝ち負けしやすい。フサイチホウオーは4コーナーで外に持ち出さざるを得なくなった時点で勝つのは難しくなった。ただあの位置から勝ち負けに加わってきたのは力のある証拠。ダービーに向けて上々の「負け方」だったと言える。 ヴィクトリーとサンツェッペリンを除く16頭の敗因は明らかで、ここでコメントするまでもない。ただココナッツパンチ、ドリームジャーニー、ナムラマース辺りは何の工夫もなく4コーナーで大外をぶん回しており、縦長でなくても差し損ねていた可能性が高い。最内を立ち回ったローレルゲレイロがこれらに先着したのは当然だと思った。 アドマイヤオーラはスタートで行き脚がつかなかっただけでこの有様。これでは去年のアドマイヤムーンと何も変わらない。いや、後ろから行くことが分かっていたアドマイヤムーンよりも性質が悪い。弥生賞と全く異なるレースをされてしまっては、馬券を買って見ている立場としてはたまったものではない。まあこれもまた競馬なのかなと思う。 |