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第55回トヨタ賞中京記念(GIII)
2007年3月4日(Sun) 中京芝2,000M 4歳以上オープン ハンデ (国際)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   1 1 ローゼンクロイツ 牡5 57.0kg 藤岡佑介 1.56.9 (レコード) 464kg(-4) 4
2 4 8 シルクネクサス 牡5 55.0kg 幸英明 1.57.2 2 500kg(-6) 8
3 2 3 フォルテベリーニ 牡5 54.0kg 中舘英二 1.57.3 1/2 508kg(-6) 7
4   2 4 ワンモアチャッター 牡7 57.0kg A.スボリッチ 1.57.5 1 1/4 452kg(-2) 10
5 4 7 マチカネオーラ 牡5 56.0kg 柴山雄一 1.57.6 クビ 474kg(-6) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 10.5 - 11.0 - 12.0 - 11.6 - 11.7 - 12.2 - 11.8 - 11.9 - 12.0
上がり 4F 47.9 - 3F 35.7
1コーナー 5(9,14)-13(10,12)8(1,16)(2,7)15(4,3)-11,6
2コーナー (*5,9,14)-13(10,12)(1,8,16)(2,7)(4,15)3-(6,11)
3コーナー 14,9(5,12,8)(10,13)(4,1,2,7)3-(15,16)(11,6)
4コーナー (14,9,*8)(1,2)(10,12)(5,7)(4,13,3)15,11(16,6)

■レース回顧 差せるものなら差してみろ・レコード決着で敢然抜けたローゼンクロイツ!
■レース解説

 テイエムプリキュアが押してハナを窺う。スズノマーチ、スターイレブンなどもこれに続く。コンゴウリキシオーは外からこれらを追いかける。テイエムプリキュアが一旦ハナに立つも、向こう正面に入ったところでコンゴウリキシオーが交わしてハナを奪う。シルクネクサス、ローゼンクロイツは前から離れた中団を追走。トウショウパワーズ、マチカネオーラもこの一角。3コーナーを回ったところでスズノマーチがコンゴウリキシオーを捉えにかかる。次いでシルクネクサスが外を回って一気に進出。さらにその外からトウショウパワーズ、ローゼンクロイツも上がってくる。前はほぼ一団の状態で直線に向く。シルクネクサスがコンゴウリキシオーを交わして先頭に立つも、ローゼンクロイツがこれに並びかけて交わす。


■レース回顧

 ハズレ。ここでローゼンクロイツを軸で買えっちゅーのはムズいって。(´д`;)

 テイエムプリキュアの他、スズノマーチやスターイレブンもあわよくばハナといった感じで前へ。コンゴウリキシオーは1コーナーまでにハナを奪えなかった。その後無理矢理テイエムプリキュアからハナを奪い取ったこともあり、直線に向いたところで程なく失速。これは予想通りだった。

 勝負の分かれ目はやはり4コーナー。シルクネクサスは早めに動いたことで好位を確保し、外に振られることはなかった。しかしその直後でローゼンクロイツが持ったままで上がってきていたのは誤算だった。シルクネクサスは鞭を入れて応戦したが、これを見る位置で待っていたローゼンクロイツの追い出しの前には為す術がなかった。早仕掛けでここまで残れば上出来だろう。

 ローゼンクロイツの鞍上・藤岡佑介騎手はゴールの瞬間にスタンドのほうを向いてガッツポーズをしていた。多分、昨日デビューして早速初勝利を挙げた弟・藤岡康太騎手に対するアピールだったのだろう。「抜け出してからは、差せるものなら差してみろ、と思っていました」(藤岡佑介騎手、ラジオNIKKEI競馬実況HP)とは、何とも力強い。今回の勝利は兄の威厳を見せ付ける勝利だったと思う。

 フォルテベリーニは後方から馬群をのらりくらりと交わしながら3着までやってきた。最後までしっかりと伸びていたのは好感が持てる。速い流れに対応できたのも収穫だろう。一方でトウショウパワーズは4コーナーで大外を回したツケがモロに出た。序盤の先行争いで置かれてしまったことで、ポジション取りを誤った感がある。2,400Mを使った後というのも響いたか。

 京都記念で付いて回るだけだったローゼンクロイツが勝ち、小倉大賞典ブービーだったワンモアチャッターが内を突いて4着に差し込んできた。いずれもレースを使った後にも関わらず、追い切りでダレた動きだったので今回もダメかなと思ったのだが…。自分で体を作ってくる馬もいるわけで、この辺りは厩務員でもない限り分かりようがない。


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