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第24回フェブラリーS(GI)
2007年2月18日(Sun) 東京ダート1,600M 4歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 12 サンライズバッカス 牡5 57.0kg 安藤勝己 1.34.8 484kg(-2) 3
2 4 7 ブルーコンコルド 牡7 57.0kg 幸英明 1.35.0 1 1/2 516kg(+8) 2
3   8 15 ビッググラス 牡6 57.0kg 村田一誠 1.35.4 2 1/2 518kg(0) 9
4   3 5 カフェオリンポス 牡6 57.0kg 岩田康誠 1.35.5 1/2 506kg(-2) 15
5   4 8 フィールドルージュ 牡5 57.0kg C.ルメール 1.35.6 3/4 500kg(0) 6
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:不良)
ハロンタイム 12.4 - 10.6 - 11.6 - 12.0 - 12.3 - 12.0 - 11.5 - 12.4
上がり 4F 48.2 - 3F 35.9
3コーナー (*13,16)14(2,11)(9,10)-15,5(4,12)-(1,7)(6,8)-3
4コーナー (*13,16)(2,14)(11,10)9(5,15)12,4,7,1(6,8)-3

■レース回顧 大外から抜群の末脚炸裂・GIの美酒に酔うサンライズバッカス!
■レース解説

 サンライズバッカスが若干立ち遅れ気味のスタート。トーセンシャナオー、シーキングザベストが行きかけるところへダイワバンディットが加わりそのままハナを奪う。シーキングザベストが引き、オレハマッテルゼとメイショウバトラー、アジュディミツオーが前に行く。ビッググラスは中団、シーキングザダイヤはその後方内を進む。サンライズバッカス、ブルーコンコルドもこの近くを追走。メイショウトウコン、フィールドルージュは後ろから2頭目で待機。前は5〜6頭が固まって直線に向く。メイショウバトラー、シーキングザベストらが横に広がって競り合う中、サンライズバッカスが外から楽に抜き去っていく。サンライズバッカスが大外から突っ込んできたブルーコンコルド以下を問題にせずゴール。


■レース回顧

 ハズレ。当たってくれと願うばかりで予想が出来ていない。外れて当然だな。(-_-)

 不良馬場とはいえ雨は上がって走りやすい状態。ダート路線との関わりが薄かったトーセンシャナオー、オレハマッテルゼ、ダイワバンディットといった辺りが積極果敢に攻めてハイペースが確定。人気どころは総じて後方寄りの位置取り。シーキングザダイヤも先行争いに取り残される形で中団からやや後方を走っていた。

 直線の攻防は横一線。しかしどの馬もあと一押しが利かない様子。その間に外からサンライズバッカスが一際目立つ脚色で迫ってきた。ゴール前で脚が上がりかけたものの、ブルーコンコルド以下に1馬身半つける楽勝だった。今回もスタートで後手を踏んだがその影響は皆無。外枠で揉まれることが無かった上、適度に速い流れも同馬に味方した。

 ブルーコンコルドは4コーナーで内へモタれて加速がつかず、外へ切り返すのに若干戸惑っていた。ゴール前での脚色はこの馬が一番。ビッググラスはその他大勢との競り合いを制して抜けてきた。前走のことを思えば今回の流れはむしろ遅い位。未だダートでは底を見せていない。

 カフェオリンポスは直線で内を突いてぐんぐん伸びてきた。途中で何度か前が詰まっていたことからすると、スムーズなら3着が拾えたかもしれない。フィールドルージュは今回も4コーナーで手が動いていた。加速も鈍く、距離は長いほうが良さそう。シーキングザベストは先行争いから引いて脚を溜めた割には伸び切れなかった。ビッググラスとの競り合いにも再度敗れ、ここに来て成長が感じられなくなってきた。

 メイショウトウコンは直線に向いたところで最後方近くまで下がってしまった。追っても反応無し。サンライズバッカスと違ってメイショウトウコンにはマイル戦の経験がなく、追走だけで脚を使ってしまった感がある。コースを1周する1,800Mと、コーナー2つの1,600Mなら戸惑いがあって当然。

 シーキングザダイヤは残念ながら付いて回るだけで、惜しくも何ともなかった。先に抜け出したところを差される甘さを後方待機で補おうとしたのか、それとも単に前に行けなかっただけなのか。何はともあれ、東京大賞典でブルーコンコルドにぶっ千切られた時点で怪しいと思わなければダメだったようだ。追い切りだけをみれば今回が悲願達成の絶好機かと思ったのだが…。


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