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第54回神戸新聞杯(GII)
2006年9月24日(Sun) 中京芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (牡・牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 13 ドリームパスポート 牡3 56.0kg 高田潤 1.58.1 462kg(0) 3
2 1 2 メイショウサムソン 牡3 56.0kg 石橋守 1.58.1 クビ 512kg(+10) 1
3   6 11 ソングオブウインド 牡3 56.0kg 武幸四郎 1.58.2 1/2 476kg(+8) 6
4 3 5 フサイチリシャール 牡3 56.0kg 福永祐一 1.58.3 1/2 496kg(+10) 4
5   7 14 トップオブサンデー 牡3 56.0kg 川田将雅 1.58.3 アタマ 460kg(0) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 11.1 - 11.0 - 12.3 - 12.5 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 11.7 - 12.0
上がり 4F 47.2 - 3F 35.4
1コーナー 10,11(2,16)(5,9,13,15)(3,12)(1,6)(4,7)(14,8)
2コーナー 10-11,16(2,15)13(5,9,3,12)-(1,6)-(4,7)(14,8)
3コーナー 10,11,16(2,15)(5,12)(13,3)(4,9)(1,6)(7,8)14
4コーナー (10,*11)16(5,2)13(4,9,3,15)1(7,6)(14,12)8

■レース回顧 万全の二冠馬を大外差し切り・最強の末脚炸裂ドリームパスポート!
■レース解説

 マストビートゥルーがハナを奪う。アドマイヤメインが外から押し上げて2番手。ソングオブウインド、メイショウサムソンも前につける。ドリームパスポートはこれらの直後を追走。フサイチリシャールは少し下げて中団を進む。3コーナーを過ぎ、ソングオブウインドがマストビートゥルーを捉えに行く。アドマイヤメイン、メイショウサムソンも同じく動き出す。前2頭が並んで直線に向く。ソングオブウインドが早くも先頭。直後からフサイチリシャール、メイショウサムソンが並んで進出。3頭が並んで競り合い、僅かにメイショウサムソンが抜けたところへ大きく離れた外を通ったドリームパスポートが突き抜ける。


■レース回顧

 ハズレ。メイショウサムソンを負かすにはコレしかない。こっちもいいレースでした。(・∀・)

 大外枠を引いたアドマイヤメインはやはりハナに行けず、代わってマストビートゥルーがレースを引っ張る展開。ソングオブウインドが2番手を進み、アドマイヤメインは3番手。メイショウサムソンはこの後ろに陣取った。3コーナーのペースアップでソングオブウインドが動いたのを契機にアドマイヤメイン、メイショウサムソンも満を持して進出。

 メイショウサムソンは外を回ったアドマイヤメインの更に外から捲り上げ、直線で内のフサイチリシャールと併せに持ち込んでいった。当初の脚色はフサイチリシャールが上回っており、メイショウサムソン危うしかと思ったが、一旦交わされたところで猛然と差し返しに転じて再度前に出た。さすが二冠馬と感心した瞬間、今度は外から何かが飛んできた。

 ドリームパスポートにとって、人気馬が前で競り合ってくれるという状況は願ってもない展開だったに違いない。高田騎手の左鞭連打でどんどん外へ膨らんでいったが、メイショウサムソンを再び差し切ることに成功。並んだら抜かせないメイショウサムソンを負かすにはコレしかないといった感じの勝利だった。勝利インタビューを聞いて、このまま高田騎手に乗せてあげて欲しいと思った。

 ソングオブウインドは先行争いで掛かったようにして前に出ると、そのまま腹を括って2番手につけた。結果としてはこれが大正解。ただ実際にメイショウサムソンが迫ってくると防戦一方。ゴール前でフサイチリシャールと共に突き放された。辛うじて菊花賞出走権を得たが、上位2頭とは大きな隔たりを感じた。

 アドマイヤメインは直線に向いたところでメイショウサムソンに割り込まれる形で進路を失い、再度立て直して前を追ったが及ばなかった。青葉賞、ダービーと後続を引き付けての逃げで躍進してきたのとは対照的に、今回は終始窮屈な競馬を強要されてしまっての負けだった。


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