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第48回毎日放送賞スワンS(GII) 2005年10月29日(Sat) 京都芝1,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 4 | 7 | コスモサンビーム | 牡4 | 57.0kg | 本田優 | 1.21.5 | − | 492kg(-2) | 11 | |
2 | △ | 1 | 1 | サイドワインダー | 牡7 | 57.0kg | 福永祐一 | 1.21.6 | 1/2 | 506kg(+4) | 1 |
3 | 8 | 18 | ウインクリューガー | 牡5 | 58.0kg | 藤岡佑介 | 1.21.6 | クビ | 494kg(+6) | 13 | |
4 | 5 | 9 | マイネルハーティー | 牡3 | 56.0kg | 安藤勝己 | 1.21.6 | ハナ | 482kg(0) | 9 | |
5 | 5 | 10 | ビッグプラネット | 牡3 | 55.0kg | 池添謙一 | 1.21.7 | 1/2 | 460kg(0) | 7 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:重) |
ハロンタイム 12.4 - 10.6 - 11.3 - 11.3 - 11.4 - 12.0 - 12.5 上がり 4F 47.2 - 3F 35.9 3コーナー 17(10,12,16)6,15(4,11)(2,3,7)5(1,13)14-8,18-9 4コーナー 17(6,10,16)(4,12,15)(1,2,11,7)(3,5,14)13-8(9,18) |
■レース回顧 痛みに耐えてよく頑張った・連闘を活力に変えて復活コスモサンビーム! |
■レース解説 ギャラントアローが好スタートを決めてハナに立つ。内からビッグプラネット、ゴッドオブチャンスが押し上げて2番手につける。デアリングハートは直後の内、キーンランドスワンは大外を追走。コスモサンビームは中団外から徐々に進出。サイドワインダーは中団後方の内で待機。ペールギュントとウインクリューガーが後ろから2番手、マイネルハーティーは離れた最後方を進む。前は固まり気味で、キーンランドスワンが早め2番手に上がる。ギャラントアロー先頭のまま直線に向くも、ビッグプラネットがこれを交わす。直後からはサイドワインダーが接近。更にその外からコスモサンビーム、大外からマイネルハーティー、ウインクリューガーも強襲。コスモサンビームがサイドワインダーを交わし、大外の猛追を凌いで先着。 ■レース回顧 大ハズレ。デアリングハート沈没。展開予測が完全に外れた…。・゚・(ノД`)・゚・ コスモサンビームは4コーナーを回るところで俄かに気合いをつけ、大外を回って進出。鞭を入れるとすぐに反応してぐんぐん加速、そのままゴールまで一直線。関屋記念はともかく京成杯オータムハンデの大失速が気に食わず、富士Sで見限ったところ敢えなく凡走。「もうだめぽ」と思われた矢先の復活劇だった。 「どうも以前故障したところをかばって走っている感じがする。それを考え、ショック療法じゃないが、連闘で臨んでみることにしたんだ。力を出し切ればやれていい馬なんだけどね」(佐々木晶三調教師)。いわゆるポジティブシンキング。これでマイルCSにも色気が出たかと思いきや、今度は「勝ちを思い出したので、このあとは痛みを忘れさせる意味でも休養に出したいと思っています」とのこと。う〜む、よく分からんぞ。 サイドワインダーは経済コースを通れるという内枠の利点を最大限に活用。4コーナーを内一杯で回って一気にポジションを上げ、手薄な内の馬群を割って抜け出てきた。ただ早めから追った分末が甘くなり、コスモサンビームの強襲に耐えられなかった。今回は器用さが出た点を評価したい。 ウインクリューガーは阪急杯の再現とも言うべき怒涛の追い込み。直線に向くところでマイネルハーティーと並んで最後方、先に加速したマイネルハーティーを追いかけてゴール前で交わすという内容。阪急杯の後に使った高松宮記念では見せ場を作れなかったが、マイルCSは今回と同じ京都外回り使用。コスモサンビームの次に復活するGI馬はコイツなのだろうか。 デアリングハートはギャラントアロー以下について行くだけで、全く抵抗できないまま沈没。古馬相手に押し切りを図ろうとするなら、同世代で千切る位の強さを見せていないとダメということらしい。キーンランドスワンも4コーナーで勝負に行って撃沈。距離が長いというよりは、終始大外を回った代償のほうが大きかった。これら2頭の不甲斐なさからすれば、単独2番手から踏ん張り通したビッグプラネットの善戦は意外だった。 ギャラントアローは絶好のスタートを決めたものの、先頭に立ってからも暫くは手綱が動いており行きっぷりは良くなかった。直後からはビッグプラネットやキーンランドスワンに突付かれ、直線に向いたところでほぼ一杯。スピードを削ぐ重馬場が良くなかったことを考慮しても、既にピークは過ぎたか。 |