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第40回関屋記念(GIII)
2005年7月31日(Sun) 新潟芝1,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 17 サイドワインダー 牡7 57.0kg 福永祐一 1.32.3 502kg(-2) 2
2 6 11 ダイワメジャー 牡4 57.0kg 横山典弘 1.32.4 1/2 528kg(0) 1
3   7 14 インセンティブガイ 牡4 56.0kg 後藤浩輝 1.32.7 1 3/4 468kg(+8) 12
3   8 18 ニューベリー 牡7 56.0kg 柴田善臣 1.32.7 (同着) 496kg(0) 10
5 3 5 コスモサンビーム 牡4 57.0kg 佐藤哲三 1.33.0 2 488kg(+6) 7
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.3 - 10.7 - 11.6 - 11.9 - 12.0 - 11.3 - 10.6 - 11.9
上がり 4F 45.8 - 3F 33.8
3コーナー 16(10,3)(1,11)(7,15,18)(2,4,12)(13,8,14)(9,17)(5,6)
4コーナー (*16,10)(1,3)11(7,18)(15,12)(2,4)(13,8,14)-(9,17)(5,6)

■レース回顧 越後路に映えた直線一気・鬼脚炸裂サイドワインダー!
■レース解説

 横一線の先行争いから僅かにマイティスピードが前に出る。ニシノシタン、ミッドタウンが直後につける。マイネサマンサも掛かり気味に上がっていく。ダイワメジャーはこれら4頭を見る形。ケイアイガード、ウインラディウスは馬群の中。サイドワインダーは中団馬群から離れたところを追走。最後方はコスモサンビームとハレルヤサンデー。前4頭が互いに並び合って直線に向く。ダイワメジャーが先行集団を捉えて早くも先頭。直後からはニューベリーが追ってくる。インセンティブガイも末脚を伸ばす中、大外からサイドワインダーが猛追。インセンティブガイ、ニューベリーを瞬時に交わし、ゴール間際でダイワメジャーを捉えて突き放す。


■レース回顧

 タテ目ハズレ。テンで置かれてしまってはどうしようもないよ。(´;ω;`)

 サイドワインダーはあくまでも決め手に訴えてきた。直線に向いてから外へ持ち出したために一旦最後方まで下がったが、そこから繰り出した末脚が尋常ではなかった。展開に左右されやすい馬が自らの力で勝ったレースといえる。前が止まらないのならそれ以上の勢いで突っ込めばいいという単純思考もアリだなと思った。

 ダイワメジャーも正攻法で押し切りをかけてきた。仕掛けるタイミングは申し分無し。ただ先頭に立った後は次第に外へ膨らんでいたように、楽な競馬ではなかった。「(喉の手術が成功したとはいえ)まだ息を吸うときの音が聞こえているんです。馬は辛いと思いますよ」という横山騎手のコメントがやけにリアルだ。長い直線は生理的にキツイのかもしれない。

 ニューベリーはダイワメジャーを捉えに行く積極策をみせたが及ばず。ラストはバテながらもインセンティブガイと鼻面を合わせて同入。高速馬場で普段と変わらぬ競馬が出来たのは意外だった。インセンティブガイは戦略的に控えたのが功を奏した。「直線左手前でずっと走っていた」という後藤騎手のコメントからして今後も見所がありそうだ。

 コスモサンビームは久々ということで特にスタートに注目していたのだが、ものの見事に後方へ追い遣られていた。その後追っつけても前に行けず。サイドワインダーに先に動かれてはまず追いつけない。上がり3ハロン33秒1はサイドワインダーの32秒6に次ぐ2位。能力の片鱗は見せ付けたか。

 ウインラディウスは終始内を通っていたのが拙かったように思える。ダイワメジャーが先行勢を外から交わしたのとは対照的に強引に内に切れ込んで追い込みをかけていた。手応え自体は悪くなかったが、ゴール間際では完全に失速。サイドワインダーやインセンティブガイの大外一気と見比べると、多少なりとも内外の差が出た感じがする。

 ケイアイガードは前に行けなかったことが全て。自分の競馬が出来なかった上、長い直線で目一杯追われてラストはダレていた。前々走でマイル戦を勝っているとはいえ、その実態は1,000M通過が61秒近いという楽ちんペース。ラジオたんぱ賞は厳しい流れだったが、どうやら休養明けでリセットされてしまったらしい。ここを使ったことによる巻き返しに期待したい。


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