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第53回ラジオたんぱ賞(GIII)
2004年7月4日(Sun) 福島芝1,800M 3歳オープン 別定 (特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   2 3 ケイアイガード 牡3 56.0kg 松永幹夫 1.47.1 492kg(+4) 1
2   3 4 カンパニー 牡3 56.0kg 柴原央明 1.47.1 クビ 456kg(+16) 3
3   7 12 リスティアエーデル 牝3 53.0kg 北村宏司 1.47.6 3 416kg(+6) 15
4   8 14 ダイワネバダ 牡3 55.0kg 岡部幸雄 1.47.6 ハナ 504kg(+2) 10
5   8 15 フウランジョー 牡3 55.0kg 柴田大知 1.47.7 1/2 450kg(0) 9
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.6 - 11.1 - 11.6 - 11.6 - 11.7 - 11.7 - 11.9 - 12.4 - 12.5
上がり 4F 48.5 - 3F 36.8
1コーナー 15,14-12-3(9,11)(4,6,13)(1,8)(5,10)2,7
2コーナー 15,14=12-3(9,13)4(1,6,11)5,8(2,10)7
3コーナー 15,14=12=3,13(4,9)(1,2,6)5,11(7,8)-10
4コーナー (*15,14)=12-3(4,13)-(9,2)1,7-6(8,5)-11-10

■レース回顧 裏街道をひた走る・じっくり乗ってきっちり弾けたケイアイガード!
■レース解説

 ハットトリックがアオったスタート。大外からフウランジョー、リスティアエーデル、ダイワネバダの3頭が先手を窺う。フウランジョーが僅かに先頭、ダイワネバダがこれをぴったりマークして2番手。5馬身離れてリスティアエーデル。さらに5馬身開いてケイアイガード、ナイキアロー、コンドルクエストと続く。カンパニーはこれら3頭を見る形で中団待機。ハットトリックはこの直後。前2頭が軽快に飛ばして3コーナーをカーブ。7〜8馬身離れた位置からリスティアエーデルも仕掛けに移る。ケイアイガード、カンパニーも差を詰めて直線に向く。フウランジョーとダイワネバダが叩き合うところへ外からケイアイガード、カンパニーが強襲。先に抜け出したケイアイガードをカンパニーが追う体勢でゴール。


■レース回顧

 大ハズレ。データで残った4頭のうち切った2頭で決まるとは…。やばいよやばいよ。(゚∀゚)

 無駄な努力、骨折り損。苦労して分析しても一向に報われない。外した直後はやる気がゼロにまで落ち込むが、月曜になると何故か50ぐらいまで回復する。火曜、水曜と日を追う毎に10づつ回復して、土曜になると100になる。競馬ってのは予想している時が一番楽しい。だから外れても諦めがつく。

 アイアイサクラは道中カンパニーと同じ位置にいたが、3コーナー手前であえなく脱落。前走は鮮やかに差し切ったとはいえ、先行勢の早仕掛けの恩恵に与ったこともまた事実。ハナから前の馬が飛ばす展開で地力の差が明確に出てしまった。死んだフリでもしなければ女カッツミーにはなれない。

 ケイアイガードはオーバーワークで逃げた2頭を遥か前方に見ながら虎視眈々。一見してセーフティーリードのように見えた前との差を短い直線で埋めた。前の2頭の上がりがそれぞれ37秒台、同馬とカンパニーの上がりが共に34秒台。前が潰れたという見方も出来るし、上位2頭の末脚が冴えたという見方も出来る。今開催は時計が軒並み速く、前で飛ばした馬は直線でお釣りがなくなってしまうようである。

 カンパニーはケイアイガードと共に上がってくる際、リスティアエーデルに寄られて若干遅れをとっていた。上がりの脚はこちらのほうが速かっただけに悔やまれる。ケイアイガードにはより積極的な位置にいた分だけ先着された格好。

 ハットトリックはスタートで後手を踏み、後方で燻ったまま何も出来ず終い。キャリアが浅い馬というのは自分のレースをさせてもらえないと大抵こうなる。上がり34秒5はケイアイガード(34秒3)やカンパニー(34秒1=最速)よりも下回る。

 マイネルベナードは前に行けなかったのではなく、スタートから抑えて行かなかった。陣営からの指示だったのか、赤木騎手の判断だったのかは分からないが、マイネルベナードの持ち味は全く引き出せなかった。

 コンドルクエストは前に大きく差をつけられたことで器用な脚を使う間もなく埋没。展開が向かなかった割にはラストで詰め寄ってきており、及第点は与えられる。逆にムーンシャインは強引に捲ってきたがラストで失速。どちらにせよ、縦長の展開となった時点で後ろにつけた馬には辛かった。


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