HOME > 重賞展望 > 第58回フジテレビ賞スプリングS

第58回フジテレビ賞スプリングS(JpnII)
2009年3月22日(Sun) 中山芝1,800M 3歳オープン 馬齢 (牡・牝)(混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 リクエストソング 80 溜めて切れるのは実証済。出来れば前につけたい。
2 フィフスペトル 85 前走追い出し遅れるロスもラスト挽回。差脚強力。
2 3 トップクリフォード 83 前走典型的な行った行った。内枠先行でも辛い。  
4 マイネルエルフ 82 前につけて居残るだけ。勝ちに行くには物足りない。  
3 5 リスペクトキャット 79 ダートで立て続けに大敗。芝もこなす程度では辛い。  
6 イグゼキュティヴ 78 中央転入初戦。札幌2歳S2着の実績は捨て難い。
4 7 レッドスパーダ 78 出負けした前々走除き堅実。前走時計上々で通用。
8 セイクリムズン 77 直線踏ん張れずの前走不満。更に距離延長では。  
5 9 ツクバホクトオー 76 前残り馬場で後方追走の前走論外。成長力疑問。  
10 メイショウドンタク 79 前走他より1kg背負うも完敗の内容。逆転は見込薄。  
6 11 メイショウダグザ 82 勝った2戦は共に単調な前残り。芝では速さ不足。  
12 アンライバルド 85 前走全くの楽勝。時計の裏付け無いのが若干不安。
7 13 キタサンガイセン 78 前走3角で不利受けるも直線伸びずの内容は不満。  
14 サンカルロ 83 スタート下手で毎回後手。追い上げる脚はあるが。  
8 15 サイオン 83 芝初出走が問題。兄姉が芝重賞勝ち馬でも厳しい。  
16 セイクリッドバレー 82 中山経験豊富も内回りで距離短縮では忙しいか。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 重賞連対実績を啓蒙せよ・今度こそ勝ちに行くリクエストソング
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【上位馬の重賞着別度数と前走着順一覧(過去10年)】
年度 1着馬 2着馬 3着馬
'99年 ワンダーファング
【0・0・0・2】
アーリン(芝1,600M)9着
タイクラッシャー
【0・0・1・2】
アーリン(芝1,600M)3着
シルクガーディアン
(重賞初出走)
きんせん(芝1,200M)1着
'00年 ダイタクリーヴァ
【1・0・0・0】
シンザン(芝1,600M)1着
パープルエビス
【0・1・0・2】
アーリン(芝1,600M)2着
カネツフルーヴ
(重賞初出走)
つばき賞(芝2,000M)1着
'01年 アグネスゴールド
【1・0・0・0】
きさらぎ(芝1,800M)1着
シンコウカリド
【0・0・0・1】
500万下(ダ1,600M)1着
ミレニアムバイオ
(重賞初出走)
500万下(芝1,600M)1着
'02年 タニノギムレット
【2・0・0・0】
アーリン(芝1,600M)1着
テレグノシス
(重賞初出走)
うぐいす(芝1,600M)1着
アグネスソニック
【0・2・0・1】
きさらぎ(芝1,800M)2着
'03年 ネオユニヴァース
【1・0・0・0】
きさらぎ(芝1,800M)1着
サクラプレジデント
【1・1・0・0】
朝日杯FS(芝1,600M)2着
マイネルイェーガー
(重賞初出走)
黄梅賞(芝1,600M)1着
'04年 ブラックタイド
【0・1・0・1】
きさらぎ(芝1,800M)2着
キョウワスプレンダ
【0・0・1・2】
朝日杯FS(芝1,600M)9着
ダイワメジャー
(重賞初出走)
500万下(ダ1,800M)4着
'05年 ダンスインザモア
(重賞初出走)
500万下(芝1,600M)1着
ウインクルセイド
【0・0・0・1】
京成杯(芝2,000M)8着
トップガンジョー
(重賞初出走)
春菜賞(芝1,400M)1着
'06年 メイショウサムソン
【0・2・0・0】
きさらぎ(芝1,800M)2着
フサイチリシャール
【2・1・0・0】
共同通信(芝1,800M)2着
ドリームパスポート
【1・0・0・0】
きさらぎ(芝1,800M)1着
'07年 フライングアップル
【0・1・1・1】
共同通信(芝1,800M)3着
マイネルシーガル
【0・0・0・1】
ジュニア(芝1,600M)1着
エーシンピーシー
(重賞初出走)
セントポ(芝2,000M)1着
'08年 スマイルジャック
【0・1・1・0】
きさらぎ(芝1,800M)2着
フローテーション
【0・0・0・1】
すみれS(芝2,200M)8着
ショウナンアルバ
【1・0・0・0】
共同通信(芝1,800M)1着

 過去10年の連対馬20頭のうち、ここが重賞初出走だったのは'02年2着テレグノシス、'05年1着ダンスインザモアの2頭のみ。勝ち馬10頭のうち8頭に重賞連対実績があったことからすると、このレースは「これから」の馬ではなく「既に」実績のある馬を軸にしたほうが良さそうである。特にきさらぎ賞で連対直後の馬が延べ10頭出走して【5・0・2・3】(50.0%)と抜群の相性を示していることからもリクエストソングが軸。

 フィフスペトルは弥生賞前の追い切りで思うような時計が出ず、弥生賞を自重。このレースに目標を切り替えたまでは良いにしても、鞍上は三浦騎手ではなく武豊騎手。加藤師は京王杯2歳Sの負けを未だに根に持っているのか?武豊騎手は本番で乗る馬がいる(リーチザクラウン)のに…。今年の武豊騎手は内突きが鮮やかなのでその辺りは期待したい。

 アンライバルドはどうも人気先行のような気がしてならない。おそらく新馬戦で負かした2頭がその後とんでもないことになっているからだろうが、自らは何でも無いところで負けている(京都2歳S3着)時点で既に名前負け。過去10年、距離短縮で迎えた馬が延べ30頭出走して【0・2・2・26】(3.3%)と1頭も勝てていないのも気になる。3番手評価でお茶を濁しておく。

 イグゼキュティヴは札幌2歳Sでロジユニヴァースとコンマ2秒差。札幌2歳Sの1着、3着馬が弥生賞でも1着、3着した以上、同馬も主力級の評価が可能。京都2歳Sでも先行した上でアンライバルドを完封(もっともこれはアンライバルドの自滅=掛かって制御し切れず、に拠るところが大きいのだが)したのも自信に繋がる。

 重賞初出走組はマイル戦を経由した馬が定期的に好配の使者になっている。'02年2着テレグノシス(8人気)、'03年3着マイネルイェーガー(5人気)、'05年1着ダンスインザモア(7人気)がそれ。いずれも東京芝のマイル戦を経由していることからして、今回はレッドスパーダがお勧め。前走の時計は同日古馬1000万とコンマ4秒差、3着相当で悪くはない。

◎リクエストソング
○フィフスペトル
▲アンライバルド
△イグゼキュティヴ
☆レッドスパーダ


■馬券構築

 リクエストソングから馬複・3連複流し。

[馬複] リクエストソング−フィフスペトル 10%
[馬複] リクエストソング−アンライバルド 10%
[馬複] リクエストソング−イグゼキュティヴ 10%
[馬複] リクエストソング−レッドスパーダ 10%
[3連複] リクエストソング−フィフスペトル−アンライバルド 10%
[3連複] リクエストソング−フィフスペトル−イグゼキュティヴ 10%
[3連複] リクエストソング−フィフスペトル−レッドスパーダ 10%
[3連複] リクエストソング−アンライバルド−イグゼキュティヴ 10%
[3連複] リクエストソング−アンライバルド−レッドスパーダ 10%
[3連複] リクエストソング−イグゼキュティヴ−レッドスパーダ 10%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.