HOME > 重賞展望 > 第56回阪神大賞典

第56回阪神大賞典(GII)
2008年3月23日(Sun) 阪神芝3,000M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 アドマイヤジュピタ 92 前走重め残りと緩い馬場が影響か。初距離課題。
2 2 アイポッパー 95 昨年の覇者。叩き台の前走惨敗の捉え方一つ。  
3 3 ポップロック 99 GIで再三好走の実力馬。ここ相手手頃で勝ち負け。
4 4 チャンストウライ 交流重賞で結果残すも芝の長距離となると厳しい。  
5 ドリームフライト 76 小倉で長距離連勝も今回相手の質が違い過ぎる。  
5 6 マヒオレ 70 やっと500万下を勝ったばかり。無謀にも程がある。  
7 ダークメッセージ 91 距離持つが位置取りに融通利かないのは問題。  
6 8 トウカイエリート 92 このところズブさが目に付く。追い比べに不安残る。  
9 トウカイトリック 96 ここ2戦距離不足に泣く。過去好走の舞台で期待。
7 10 ペガサスファイト 86 前走並ばれてから差し返す。根性あるが距離不安。  
11 アドマイヤフジ 96 脚質に幅が出る。距離微妙も充実度でカバー。
8 12 エーシンダードマン 89 距離慣れしているのは良い。後は力関係のみ。
13 メトロシュタイン 86 軽量貰った万葉Sでも及ばず。別定戦では厳しい。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 本命不在の本命戦・栄えある1番人気の伝統守るかポップロック
■予想構築

 過去10年で1番人気馬が7勝、2着3回。2着にも2番人気馬が7回来ている大本命戦。戦ってきた相手の質からしてポップロックの1番人気が濃厚、もとい確定。国内の長距離経験が無いのが不安だが、普通に力が抜けているとみて軸に据えておく。過去10年、有馬記念からここに直行してきた馬は延べ7頭が出走して【2・3・0・2】(71.4%)、そこで掲示板に挙がっていた馬に限れば延べ4頭がパーフェクト連対。

 同年の万葉S勝ち馬は過去10年で延べ7頭が出走して【1・1・1・4】(28.6%)。このうち万葉Sからここに直行した'00年2着ラスカルスズカを除く6頭はダイヤモンドSを経由していた。今年の万葉S勝ち馬トウカイトリックは万葉Sの後に中距離戦を2つ使うという変わったローテーション。いずれも距離不足を露呈しての敗戦で度外視。3,000Mでは過去4戦して全て3着以内。このレースでは一昨年2着、昨年3着。

 京都記念組は過去10年で勝ち馬が4頭出ている有力ローテだが、5着以内【4・0・3・4】(36.4%)、6着以下【0・0・1・12】(0.0%)と明らかな差がみられる。あくまでそこで掲示板に挙がっていた馬が有力なだけで、凡走した馬は苦戦している。後者で唯一複勝圏内に入ったのは前年('02年)の菊花賞で2着したファストタテヤマ。月並みだが、京都記念組からはアドマイヤフジのみ拾っておきたい。

 過去10年の3着以内馬30頭のうち、3,000M以上の出走経験が無かったのは'99年3着スエヒロコマンダー、'03年2着コイントス、'05年1着マイソールサウンドの3頭のみ。勝ち負けはともかく、長距離の経験が無い馬は割引が必要だろう。ちなみに前述の3頭はいずれもここで先行しており、前につけることで結果を出し続けてきたアドマイヤジュピタは抑えには必要か。

 ダイヤモンドS組は過去10年で延べ26頭が出走して【1・1・3・21】(7.7%)。前走と今回の負担斤量差に着目した場合、前走から3kg以上増となる馬は延べ13頭が出走して全滅。この中には勝ち馬4頭、2着馬2頭を含まれており、データの信憑性は高い。エーシンダードマンは前走53kg、今回56kg。消しパターンに合致するが、今回の鞍上は菊花賞で4着に持ってきた時と同じ角田晃一騎手。若駒が活躍するレースでもあるので穴として考えたい。

◎ポップロック
○トウカイトリック
▲アドマイヤフジ
△アドマイヤジュピタ
☆エーシンダードマン


■馬券構築

 ポップロック1頭軸の3連複流し。

[3連複] ポップロック−トウカイトリック−アドマイヤフジ 20%
[3連複] ポップロック−トウカイトリック−アドマイヤジュピタ 20%
[3連複] ポップロック−トウカイトリック−エーシンダードマン 20%
[3連複] ポップロック−アドマイヤフジ−アドマイヤジュピタ 20%
[3連複] ポップロック−アドマイヤフジ−エーシンダードマン 10%
[3連複] ポップロック−アドマイヤジュピタ−エーシンダードマン 10%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.