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第43回京王杯2歳S(JpnII)
2007年11月10日(Sat) 東京芝1,400M 2歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 フォーチュンワード 93 綺麗に折り合い確実に伸びる。捌きも上手く注目。
2 2 ホッカイカンティ 86 好スタートから終始楽な立ち回り。再現なら怖い。  
3 リーベストラウム 90 一頭大外から突っ込むも届かず。位置取り課題。  
3 4 エフティマイア 95 先行押し切り3連勝。間隔開いたのがどうかだけ。
5 ハートオブクィーン 95 4角進出で函館を制覇。広いコースでどう乗るか。  
4 6 イイデケンシン 87 前走負け過ぎ。チークピース着用も一変までは。  
7 ドリームシグナル 87 内から先に抜けた分の勝ち。時計平凡で苦戦か。  
5 8 ダイワアンリ 83 東京に替わった前走完敗。相手揃い一層厳しい。  
9 ダイナマイトシコク 84 先頭で粘り通した点は評価。但し余裕感じられず。  
6 10 シベリアントム 87 ややフラつきながらも競り勝つ。素質は感じるが。  
11 アポロフェニックス 89 ラストの伸び上々。真っ直ぐ追えれば食い込みも。  
7 12 レッツゴーキリシマ 92 好位からソツなく抜け出せる。坂も問題無く有力。
13 ミッキーチアフル 87 突き放して好時計マーク。荒れた馬場こなせるか。  
8 14 アポロドルチェ 93 加速にモタつき差し損ねる。使いつつ良くなりそう。
15 ミリオンウェーブ 87 前走外を回しながら踏ん張る。速さは評価したい。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 前々で競馬が出来る強み・圧勝の勢いでレッツゴーキリシマ
■予想構築

 去年のこのレースは印をつけた4頭のうち3頭が出遅れるという悲惨な目に遭った。残った1頭マイネルレーニアは好位を立ち回って完勝。2着もこの近くにいたマイネルフォーグ。過去の結果を見る限りでは前々でレースを進めた馬がより良績を残している。距離が短くてもペースは緩く、後ろから伸びないというよりは前が残るといった印象。

【2戦以上全勝馬の京王杯2歳S成績(過去10年)】
年度 馬名 着別度数 前走レース レース間隔 今回成績
'97年 グラスワンダー 【2・0・0・0】 アイビーS(OP) 中3週 1着(1人気)
クリールサイクロン 【2・0・0・0】 新潟3歳S(GIII) 2ヶ月 3着(2人気)
タケイチケントウ 【2・0・0・0】 小倉3歳S(GIII) 2ヶ月 4着(3人気)
'01年 シベリアンメドウ 【2・0・0・0】 プラタナス賞(500万) 中1週 1着(1人気)
'03年 フサイチホクトセイ 【2・0・0・0】 東京・500万下 中1週 3着(2人気)
ナカヤマバスター 【2・0・0・0】 札幌・500万下 2ヶ月 5着(3人気)
'04年 マイネルレコルト 【3・0・0・0】 新潟2歳S(GIII) 2ヶ月 5着(2人気)
レキシントンブルー 【2・0・0・0】 ききょうS(OP) 中5週 13着(2人気)
'05年 トーヨーエーピー 【2・0・0・0】 芙蓉S(OP) 中5週 9着(2人気)
'06年 ゴールドアグリ 【2・0・0・0】 新潟2歳S(GIII) 2ヶ月 4着(1人気)

 このレースが波乱気味なのは前走でオープンクラスを勝ち負けしてきた馬がきちんと走らないことにある。2歳戦は検討材料が少なく、「無敗」であればとりあえず抑えておこうとする心理が働くのは当然。しかし結果は上表の通り、人気を集めて来ないパターンが殆ど。特に夏競馬から直行してきた馬はそこそこ止まりが多い。但し昨年の勝ち馬マイネルレーニアは新潟2歳Sを経由している。

 エフティマイアは福島でデビュー勝ち、その後新潟に移ってオープン特別と2歳Sを連勝という流れが'04年のマイネルレコルトと同じ。前々につけて押し切るというのも似ている。上記レース傾向からするとこの馬もそこそこ止まりが濃厚なのだが、どうなるだろうか。

 展開に目を移すと、ブリンカーを着用して行き切る術を身に付けたダイナマイトシコク、前走と同じく内枠を引いたことで再現が狙えそうなホッカイカンティにこれを直後でぴったりマークしてきそうなレッツゴーキリシマが加わることで緩い流れは考えにくい。少しは差しに傾きそうだが、今年も雨に祟られそうなのでやはり基本は前。

 軸はかえで賞を楽勝したレッツゴーキリシマ。他の先行勢全滅の中、唯一残って3馬身差は強い。前々走のききょうSは単騎逃げの相手を追い詰めての2着で、3着以下に4馬身差。前に行くだけのスピードを有しながら、好位で溜められるのが良い。追い切りは栗東坂路で併走遅れだったが、時計(4F51秒5−1F13秒1)は自己ベスト。

 相手はエフティマイア、フォーチュンワード、アポロドルチェの順。エフティマイアはやっぱ外せんわな…。ヘタレですいません。フォーチュンワードは古馬のような落ち着いた追走が印象的。直線も狭いところをこじ開けて出てきており、レースセンスはかなりのものを持っている。アポロドルチェは前走真っ直ぐ走らせるまでが一苦労といった感じ。ここで巻き返せるかは微妙だが、能力は確かにある。

◎レッツゴーキリシマ
○エフティマイア
▲フォーチュンワード
△アポロドルチェ


■馬券構築

 レッツゴーキリシマから馬複流し。

[馬複] レッツゴーキリシマ−エフティマイア 40%
[馬複] レッツゴーキリシマ−フォーチュンワード 30%
[馬複] レッツゴーキリシマ−アポロドルチェ 30%


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