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第130回天皇賞・秋(GI) 2004年10月31日(Sun) 東京芝2,000M 3歳以上オープン 定量 (牡・牝)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | ヴィータローザ | 先 | 89 | 兄姉に似ずジリ。コース合わず距離も足りない。 | |
2 | テレグノシス | 追 | 94 | 前走快勝も相手微妙。距離延長にも不安残る。 | ||
2 | 3 | シェルゲーム | 逃 | 85 | 重賞未勝利は同馬のみ。展開云々以前に力不足。 | |
4 | ダンスインザムード | 先 | 83 | 落ち着けば多少はマシだがここ相手の質が違う。 | ||
3 | 5 | ツルマルボーイ | 追 | 99 | 本来展開頼み。昨年2着は超ハイペースの恩恵。 | |
6 | トーセンダンディ | 先 | 89 | 前走は空き巣同然。相手強化でフェードアウト。 | ||
4 | 7 | マイソールサウンド | 先 | 90 | GIでは自分のレースをさせてもらえず苦しい。 | |
8 | アドマイヤグルーヴ | 差 | 90 | 前走全力出して4着。牡馬相手では通用しない。 | ||
5 | 9 | サクラプレジデント | 差 | 95 | ポン駆け利き距離も最適。出来れば良馬場希望。 | |
10 | ローエングリン | 逃 | 93 | 完璧に乗っても差される。更に相手揃い苦しい。 | ||
6 | 11 | ナリタセンチュリー | 追 | 93 | 前走衝撃の脚使うも切れ味削がれる馬場でどうか。 | |
12 | シルクフェイマス | 先 | 96 | 前走は勝ち馬を追いかけ2着。先行安定は魅力。 | ◎ | |
7 | 13 | ゼンノロブロイ | 先 | 94 | 自分から動くと脆い。追い出し待つ必要あり。 | △ |
14 | ヒシミラクル | 差 | − | 叩き良化型。常識的にもいきなりからは無理。 | ||
8 | 15 | バランスオブゲーム | 先 | 92 | 徐々に地力強化の兆し。適度な間隔も好感。 | ▲ |
16 | リンカーン | 差 | 95 | ここ2走は消極策。乗り替わりで変わり身見込む。 | ○ | |
17 | ダイワメジャー | 先 | 88 | 直線逆噴射の前走不満。揉まれ弱く厳しい。 |
■レース展望 王道ローテで実力誇示・ステップアップでGIに届くシルクフェイマス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 過去10年における天皇賞・秋の傾向を紐解くと以下のようになる。
毎日王冠を経由した馬は延べ50頭が出走して【3・3・5・39】(12.0%)、京都大賞典を経由した馬は延べ26頭が出走して【2・4・1・19】(23.1%)。上表に示す通り、近年は前者の不振と後者の台頭が目立つ。後者は出走機会5年連続連対中。ちなみに毎日王冠勝ち馬は【1・1・1・2】(40.0%)、京都大賞典勝ち馬は【1・1・0・3】(40.0%)。
同年の宝塚記念出走馬は【6・7・1・33】(27.7%)。このうち連対馬は【2・6・1・4】(61.5%)と絶好調。3着以内に入れなかったのはレース中に故障を発生したビワハヤヒデとサイレンススズカ、中山で行われた'02年の該当馬2頭。まともならまず勝ち負け。 軸はシルクフェイマス。現役最強馬タップダンスシチーを早めに追いかけながらも後続の追撃を凌いだ宝塚記念の内容が高く評価できる。同時に1,000M通過58秒5の速い流れも克服しており、力勝負でもヒケを取らない。北海道で好走があることから時計の掛かる馬場も問題無さそうだ。 相手筆頭はリンカーン。天皇賞・春(13着)、宝塚記念(3着)は位置取りの差がそのまま敗因に直結。昨年の有馬記念(2着)や今年の阪神大賞典(1着)のように、好位抜け出しが好走パターン。今年の東京開催GIでブレークを続けている安藤勝己騎手へのスイッチで前進を期待したい。 単穴はバランスオブゲームを抜擢。ハイペースに陥り追い込み決着となった安田記念で先行して3着。昨年のマイルCSでも先行して4着と、GIでも通用するところまで来ている。ローエングリン主導の流れなら引き続き上位が狙えて然るべき。使い減りする馬だけに札幌記念をステップにしたのは好感が持てる。 連下はゼンノロブロイ。神戸新聞杯で弾けるような伸びを見せてから丸一年勝っていない。原因は色々考えられるが、その殆どは中途半端な位置取りと騎手の判断ミス。重馬場のダービーで押し切り2着があるように力強さは髄一。キレでは他馬に一歩譲るだけに今回は展開・馬場共に向く。 無印にした馬について触れておく。まずテレグノシスは元来重下手。ここ3走は稍重で連対を続けているが、展開が向いた(京王杯スプリングC、安田記念)か相手が弱かった(毎日王冠)だけのこと。ローエングリンは完璧に乗っても足らずばかりで、馬場悪化のアシストがあっても苦しい。サクラプレジデントはキレ味勝負の馬で見送りが妥当。 ◎シルクフェイマス ○リンカーン ▲バランスオブゲーム △ゼンノロブロイ ■馬券構築 シルクフェイマスから馬複流し。タテ目を抑える。 [馬複] シルクフェイマス−リンカーン 30% [馬複] シルクフェイマス−バランスオブゲーム 20% [馬複] シルクフェイマス−ゼンノロブロイ 30% [馬複] リンカーン−バランスオブゲーム 20% |