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第45回宝塚記念(GI) 2004年6月27日(Sun) 阪神芝2,200M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | シルクフェイマス | 先 | 96 | 先行力に定評。実績の無い急坂克服がカギ。 | △ |
2 | 2 | トレジャー | 差 | 91 | 前走意外な好走。ただ更に上となると難しい。 | |
3 | ゼンノロブロイ | 先 | 93 | 距離短縮は好材料。後はテン乗りの鞍上次第。 | ▲ | |
3 | 4 | ローエングリン | 逃 | 91 | 距離問題ないが一線級と当たると物足りない。 | |
5 | ザッツザプレンティ | 先 | 93 | この距離では追い比べに不安。乱ペース希望。 | ||
4 | 6 | サイレントディール | 先 | 96 | 芝のレースは昨年10着以来。馬場渋っても無理。 | |
7 | ダイタクバートラム | 差 | 93 | 前走不利あるも見所あり。ただここは相手揃う。 | ||
5 | 8 | リンカーン | 先 | 94 | 前走は参考外。中距離で先行して鋭さ増す。 | ◎ |
9 | チャクラ | 差 | 91 | ステイヤー色強い。この距離では反応鈍く苦戦。 | ||
6 | 10 | メイショウドメニカ | 先 | 90 | 実績不足。叩かれた上積み期待しても無理。 | |
11 | スティルインラブ | 差 | 90 | 牡馬相手ではなす術なし。ここも付いて回るだけ。 | ||
7 | 12 | ホットシークレット | 差 | 83 | ピーク過ぎた。前走を見る限り一変も望み薄。 | |
13 | ツルマルボーイ | 追 | 99 | 2年連続2着。強力な末脚駆使して上位争い。 | ○ | |
8 | 14 | ダービーレグノ | 差 | 91 | 距離に融通性出たがGIではさすがに荷が重い。 | |
15 | タップダンスシチー | 逃 | 100 | 昨年3着。依然隆盛もマークを受けると脆い。 |
■レース展望 ファンの、ファンによる、ファンの為の競馬を実践するリンカーン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 まずは以下の表を参照されたい。
レース創設以降、ファン投票1位に選出された馬は延べ27頭が出走して【11・9・2・5】(74.1%)。過去10年では延べ8頭が出走して【3・2・1・2】(62.5%)、着外に敗れたのはレース中に故障したライスシャワー、前年の有馬記念からぶっつけで挑んだシンボリクリスエス。
ファン投票順位別では1位馬が11勝で最多。以下3位馬10勝、2位馬6勝と続く。余談だが、去年の勝ち馬ヒシミラクルが2位だったことはこの表を作ってみて初めて知った。
前年の有馬記念で銀メダルを掴まされた馬とは相性が良く、延べ9頭が出走して【5・2・1・1】(77.8%)。唯一大敗したインターグロリアは牝馬。グレード制導入以降はメジロライアン、マーベラスサンデー、メイショウドトウがここでGI初勝利を収めている。そしてこれらの馬はGI勝ちがこの宝塚記念のみ。今年の該当馬リンカーンには「いかにも」臭が漂う。ちなみに前年の有馬記念勝ち馬は【3・1・1・10】(26.7%)。 軸はリンカーン。今年の天皇賞春は勝ち馬を含む全ての馬がレースをしておらず、そこでの着順には何の価値も見出せない。重賞勝ちは阪神大賞典のみだが、本来は中距離で先行して素軽い動きが出来る馬。「ファン投票1位」&「前年の有馬記念2着」のダブルリーチで今度こそGIに届くとみる。 相手筆頭はツルマルボーイ。一昨年は前残りの展開を強引に詰め、昨年は早仕掛けの展開からそれぞれクビ差の2着。前走の他、一昨年の宝塚記念、昨年の天皇賞秋とローエングリンが絡んだレースでいずれも連対している点は見逃せない。ただ追い込み一辺倒だけに思わぬポカもありえる。 単穴はゼンノロブロイ。GIでは4戦して2着、4着、3着、2着。その全てで異なる騎手が手綱を取っており、強いのか弱いのかよく分からない。神戸新聞杯で豪快に伸びて他を圧倒していることから、ここに来ての距離短縮は間違いなくプラスだが、今回も騎手が変わるので持ち味が全て引き出せるかは微妙。 連下はシルクフェイマス。5連勝中はいずれも4角2番手からの押し切りで、上がりも優秀。前走もなだれ込んだだけとはいえ、GIでも通用するメドが立った。ただ阪神コースに連対が無く、一押しが利かない可能性は否定できない。奇しくも父マーベラスサンデーと同ステップで挑む一戦。 タップダンスシチーは休み明けの金鯱賞をレコードで制するなど依然として衰えを感じさせないが、昨年と同じ外枠を引いて乗り方が難しくなりそうなので見送る。マークされたり他に行く馬がいると脆いのは昨年の有馬記念をみても明らか。 ◎リンカーン ○ツルマルボーイ ▲ゼンノロブロイ △シルクフェイマス ■馬券構築 リンカーンから馬複流し。 [馬複] リンカーン−ツルマルボーイ 30% [馬複] リンカーン−ゼンノロブロイ 40% [馬複] リンカーン−シルクフェイマス 30% |