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第8回マーメイドS(GIII)
2003年7月13日(Sun) 阪神芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (牝)(混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ビルアンドクー 91 キレあるが勝ち味に遅い。相手も強く望み薄。  
2 2 テイエムオーシャン 103 59kgの酷量気になるが牝馬限定なら実績断然。
3 3 レンドフェリーチェ 75 前走楽逃げも古馬一線級相手ではキツい。  
4 4 ローズバド 99 末脚の使い所知る鞍上復帰。緩い流れで復活も。
5 5 ショコット 94 大敗少なく確実に追い込めるが別定戦でどうか。  
6 6 マヤノアブソルート 95 メンバー唯一の同コース勝ち評価。善戦可能。
7 7 ミエノサンデー 76 昇級初戦の前走で完敗。更に相手強化で厳しい。  
8 トシザダンサー 91 GIIローズSで3着。中団から鋭く差せる脚あり注意。  
8 9 スマイルトゥモロー 93 多少掛かるところがある。道中の折り合いカギ。
10 フラワーチャンプ 90 芝未勝利も末脚なかなか。無心の一発警戒。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 名より実で宝塚記念スルー・テイエムオーシャンが立て直す
■予想構築

 マーメイドS出走馬は大きく2つのグループに分けられる。名称をA、Bとして振り分けると、Aグループは【7・7・2・19】(40.0%)、Bグループは【0・0・5・50】(0.0%)となる。グループAに属する馬が毎年連対しているのに対し、グループBに属する馬は1頭も連対出来ていない。但し3着には5回来ていることが分かる。

 グループ分けの基準は「単勝オッズ10倍以内であるか否か」。Aグループは単勝オッズ10倍以内、Bグループはそれ以外。要は人気馬中心の狙いを立て、3着に人気薄をくっつければ良いのである。今回グループAに属するのはテイエムオーシャン、ローズバド、マヤノアブソルート、スマイルトゥモローの4頭。馬連ボックスで買えば十中八九的中か。合成オッズ1.29ならまんざらでもない。

 過去7年におけるマーメイドSの傾向を紐解くと以下のようになる。
  • 牡馬混合重賞で揉まれた後の馬が好調。調子より格がモノを言いやすい。
    ―→重賞経由馬が連対しなかった'98年を除いて牡馬混合重賞経由馬が連対しており、連対馬14頭のうち9頭がこれに該当する。その意味から今回はスマイルトゥモローテイエムオーシャンローズバドの三つ巴が予想される。
  • 準オープンで負けた直後の馬が3着に突っ込みやすい。
    ―→過去7年の3着馬の人気はそれぞれ8人気、10人気、5人気、3人気、8人気、8人気、12人気となり、かなりの確率で想定外の馬が突っ込んでくることが分かる。中でも「前走で準オープンを使っていた馬の劇走」が多く、8人気以下で3着に入った5頭のうち4頭が該当する。比較的人気を集めているマヤノアブソルートはもとより、トシザダンサーフラワーチャンプの一発に要警戒。
  • 連対馬14頭中11頭に阪神芝コースの勝ち鞍あり。コース実績は評価できる。
    ―→勝ち馬7頭全てがクリアしている。テイエムオーシャンローズバドマヤノアブソルートのいずれかが勝つ可能性が相当高い。
 軸はテイエムオーシャン。牝馬限定戦であること、前々につけられることという好走条件が保証される以上、抑えるというよりはアタマに据えて流すべき存在。距離延長&ハイペース以外なら台頭あるローズバド、コース実績豊富な先行馬マヤノアブソルート、オークス馬スマイルトゥモローの順に抑える。

◎テイエムオーシャン
○ローズバド
▲マヤノアブソルート
△スマイルトゥモロー


■馬券構築

 テイエムオーシャンから馬複流し。阪神芝2,000M施行のGIIで3着があるトシザダンサーを絡めた3連複で穴狙い。

[馬複] テイエムオーシャン−ローズバド 30%
[馬複] テイエムオーシャン−マヤノアブソルート 20%
[馬複] テイエムオーシャン−スマイルトゥモロー 20%
[3連複] テイエムオーシャン−ローズバド−トシザダンサー 10%
[3連複] テイエムオーシャン−マヤノアブソルート−トシザダンサー 10%
[3連複] テイエムオーシャン−スマイルトゥモロー−トシザダンサー 10%


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