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第117回目黒記念(GII)
2003年5月24日(Sat) 東京芝2,500M 3歳以上オープン ハンデ (混)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 アクティブバイオ 95 昨年2着時と同斤量。ただ前走負け過ぎたか。  
2 チョウカイリョウガ 92 東京コース合うし差脚もある。前々につければ。
2 3 ゼンノショウグン 91 先行して渋太さ発揮。折り合いつけば侮れない。  
4 ダービーレグノ 92 54kgで劇走あり。明らかに距離長いが3着なら。  
3 5 ファイトコマンダー 89 そこそこ走っているが抜け出るまでには至らず。  
6 アサカブレイヴリー 86 前走芝で連対も重馬場。追い比べに不安残る。  
4 7 ストップザワールド 89 後続を抑えるだけの二の脚無く苦戦免れず。  
8 メジロランバート 79 長期休み明け後はサッパリ。一変も期待薄。  
5 9 クラフトマンシップ 92 後方から詰め寄るが上位を脅かすには至らず。  
10 レディパステル 94 コース巧者も昨年4着時より更に1kg増でどうか。  
6 11 トップコマンダー 95 前走はついて回るだけ。距離短縮で見直し。  
12 トシザブイ 94 昨年の勝ち馬だが当時より2kg増は懸念材料。  
7 13 サンライズジェガー 100 天皇賞2着で地力再確認。酷量回避で好勝負。
14 コスモレジスタ 90 差脚鋭いが重賞ではイマイチ。下積み必要か。  
8 15 トウカイオーザ 94 AR共和国勝ち含めこの距離3勝。巻き返し期待。
16 ハッピールック 92 別定戦3着で地力アップ誇示。ハンデも手頃。
17 ベストタイクーン 81 初めての軽ハンデ。単騎逃げも可能で一応注意。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 天皇賞春最先着馬が4年連続連対中・サンライズジェガーを信頼
■予想構築

 過去6年における目黒記念の傾向を紐解くと以下のようになる。
  • オークス馬2頭が人気で敗れており、牝馬は劣勢と言える。
    ―→この目黒記念に限らず、過去10年で芝2,500M以上の重賞に出走した牝馬は【0・3・5・82】(3.3%)と振るわない。連対したのは'93年阪神大賞典2着タケノベルベット、'94年有馬記念2着ヒシアマゾン、'97年2着ステイヤーズS2着アドマイヤラピスの3頭。自身が昨年4着に敗れているレディパステルは割引が必要。
  • 天皇賞(春)からの降格・距離短縮組が好調。準オープン勝ち上がり直後の馬にも留意。
    ―→特に直近4年は天皇賞(春)経由馬が3勝2着2回と幅を利かせており、一桁着順馬は【3・2・0・3】(62.5%)、最先着馬が連対し続けている。トップハンデでも天皇賞(春)2着サンライズジェガーは信頼できる。但し二桁着順馬はトータルでも【0・0・0・7】(0.0%)となるため、アクティブバイオトップコマンダーは狙いから外れる。また、天皇賞(春)経由馬が幅を利かせる前は東京の準オープン勝ち上がり馬が2連勝しており、チョウカイリョウガにも注意を払っておきたい。
  • 56〜57kgの牡・セン馬が狙いの中心。52kg以下の軽ハンデ馬、58.5kgの酷量馬は不振。
    ―→52kg以下の軽ハンデ馬は【0・0・1・22】(0.0%)となるため、アサカブレイヴリーは狙いから外れる。また斤量54kg以下で連対した馬は3頭いるが、いずれも東京の準オープン勝ち上がり直後だったことから、これに当てはまらないゼンノショウグンダービーレグノストップザワールドメジロランバートクラフトマンシップコスモレジスタベストタイクーンも狙いから外れる。
 狙いに挙がるのはチョウカイリョウガファイトコマンダートシザブイサンライズジェガートウカイオーザハッピールックの6頭。

 次に過去の展開を考察する。過去6年の決まり手は逃げ0連対(0勝)、先行4連対(1勝)、差し6連対(4勝)、追込2連対(1勝)。4角6番手以下から8連対(5勝)を占めるなど後方待機勢有利の傾向が窺える。先行勢同士で決まったのは'97年の1回のみ。今回積極的に行きそうなのはベストタイクーンくらいで緩い流れは確実。ただ前述の通り前残りは難しく、直線での逆転が十分に見込める。人気を集めそうな馬は後方待機勢に多く、純粋な地力勝負か。

 軸は天皇賞(春)最先着馬が4年連続で連対していることに注目してサンライズジェガーとする。広い東京なら前が詰まることもなく、トップハンデでも前走から据え置きとなれば狙わない手は無い。但し今回と同様のパターンで'98年にステイゴールドが3着に敗れているため、絶対視は危険かもしれない。

 相手筆頭は東京準オープン勝ち直後のチョウカイリョウガ。このレースは距離実績がなくても勢いで克服可能(例:'97年1着アグネスカミカゼ、'98年1着ゴーイングスズカetc)。左回りでは鋭い脚が使えるため、斤量3kg減で期待は膨らむ。残り2頭は同条件のアルゼンチン共和国杯の勝ち馬トウカイオーザ、同2着ハッピールック。ファイトコマンダーはそのアルゼンチン共和国杯でトウカイオーザ、ハッピールックに完敗があるため、昨年の勝ち馬だが当時より2kg増となるトシザブイはハンデ妙味が薄いとみてそれぞれ狙いから外す。

◎サンライズジェガー
○チョウカイリョウガ
▲トウカイオーザ
△ハッピールック


■馬券構築

 サンライズジェガーから馬複流し。

[馬複] サンライズジェガー−チョウカイリョウガ 40%
[馬複] サンライズジェガー−トウカイオーザ 30%
[馬複] サンライズジェガー−ハッピールック 30%


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